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Okinawa|沖縄 沖縄の不動産投資における運用対策

 2月8日、地方紙「沖縄タイムス」の電子版「沖縄タイムス+プラス」は、「バブル突入か? 岐路に立つ沖縄不動産 地価上昇が止まらぬ沖縄で何が(下)」を配信。

 沖縄の不動産は、観光需要の回復を追い風に、県外から投資マネーを取り込み、地価上昇を続けています。セカンドハウスや別荘の需要は増えており、ほとんどは県外居住者です。県内の銀行による「セカンドハウスローン」を利用するケースが増加傾向にあります。

 投資用物件は、問い合わせの9割を県外投資家が占めています。都内都市銀行による沖縄の不動産への融資付けも見かけます。物件価格としては億単位の需要が多く、5000万円以下の物件は動きが遅い印象です。

 沖縄の不動産投資においては、インカムゲイン(配当収入)でなくキャピタルゲイン(値上がり益)で考えるべきです。実需の賃料は他県と比べて、値上がり余地が少ないからです。これは沖縄県の所得水準が全国ワーストであることが大きく関係すると思います。

 一方で、沖縄県は海外、特に東アジアからの巨額の投資マネーも流入できる土壌があります。これにより、地価の上昇を見込むことができます。高利回りを求めるのではなく、将来的な売却による値上がり益を目指すべきでしょう。

仲里桂一オーナー

(2024年6月号掲載)

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