イベント レポート:DIYアワード2024

賃貸経営イベント

工事費高騰時代の工夫を共有 DIYアワード2024

 DIYの支援を手がけるアーバントラスト(茨城県潮来市)は2024年12月21日、投資家自らが行ったDIYリフォームを表彰する「DIYアワード2024」の授賞式を開催した。受賞者をはじめDIYに取り組む投資家約80人が集い、DIYに関する情報交換や交流を楽しんだ。

▲会場の様子。授賞式は、東京都港区にあるサンゲツのショールームで行われた

施工の知識で工事費高騰に対応 審査員による講演も

 授賞式では受賞者への表彰のほか、同イベントの協賛企業であるサンゲツ(愛知県名古屋市)茨城営業所の佐伯聡仁所長と審査員2人、アーバントラストの和知正浩社長が講演を行った。審査員の登壇者は、女性大家の会「エレガントオーナーズ」の五十嵐未帆代表と、DIYリフォームを手がけるサンタリーフ(福岡県水巻町)の宮田幸雄社長。五十嵐代表は賃貸経営のこつと自身の経験を、宮田社長は自身が手がけたDIY事例を紹介した。アーバントラストの和知社長は、建設業界の人手不足とその賃貸経営への影響について講演。「建設業界の人手不足や資材高騰は先が見えない問題です。DIYを通じて施工の知識を得ることが、安定的な賃貸経営を続けるために必ず役立ちます」と話した。

応募数210件 築古戸建てDIYが大賞に

 作品は「X(旧ツイッター)」「インスタグラム」で10月26日から11月24日の間に募集した。210件の応募の中から大賞に選ばれたのは、NECONECO INN氏による戸建て賃貸のDIYリフォームだ。

 大阪府内の駅から徒歩12分、築53年の物件においてDIYリフォームを実施し、4DKを3LDKに変更した(上囲み参照)。

 そのほか副賞と審査員賞3つ、いいね賞、サンゲツ賞の合計7つの賞が授与された。

 授賞式の後は会場を変え、懇親会として投資・DIY仲間同士の交流と情報交換の場が設けられた。

 和知社長は「当イベントは、DIYの普及だけでなく、不動産投資初心者が経験のある投資家とつながり、学べる機会を提供することが目的です。私たちはリフォームの施工店として賃貸経営をサポートしますが、すでに活躍している投資家にもその役割を担っていただくことで、より効率的な賃貸経営術を多くの投資家に届けられればと考えています」と話す。

DIYアワード2024大賞受賞作品

▲(左:Before、右:After)すりガラスの上部の壁は抜いて大きな室内窓とした

▲(左:Before、右:After)壁ブロックや植栽を取り払い、需要の高い駐車場にした

▲(左:Before、右:After)トイレは照明もデザイン性の高いものを選んだ

▲受賞者のNECONECO INN氏。不動産投資歴はまだ1年半ほど。本業は注文住宅の営業職だ 

大型室内窓で広い空間演出

 大賞受賞作品は、室内窓の大胆なリフォームで昭和風の4DKをスタイリッシュに生まれ変わらせた。
 6畳と4・5畳の和室を隔てていた昔ながらのすりガラスの室内窓を、アクリル板と黒く塗装した角材に替えた。垂れ壁は撤去し、洋風の大きな室内窓とした。階段下の押し入れも撤去し、ダイニングと和室を一体化。
 取得費用は400万円、リフォーム費用は100万円。施工期間は約6カ月だ。相場家賃より2万5000円高い9万5000円で、25年1月に入居者募集を開始した。
 「不動産投資の目標は利回り25%以上。達成するためにはDIYで費用を抑えることが必要です。今回の物件は『昭和風のすりガラスをアクリル板のおしゃれな室内窓に変えれば化ける』と感じて購入に至りました。このように『わくわくする要素』がある物件を購入することにしています」(NECONECO INN氏)

(2025年 3月号掲載)

一覧に戻る

購読料金プランについて

アクセスランキング

≫ 一覧はこちら