投資、相続を機に若い世代にも広がる家主業
過去最高となる1万7000人超が来場した「賃貸住宅フェア2024 in 東京」。同フェアに来場した家主を主な対象に「不動産オーナー向けアンケート」を行った。今回はその結果の中から、家主の年齢分布と賃貸経営を始めたきっかけについて紹介する。
50~60代が6割弱を占める
不動産オーナー向けアンケートで家主の年齢を尋ねたところ、下記のグラフのような年齢構成となった。

最も多かったのは50代で33・8%。次いで60代が25・8%と続き、50~60代が全体の59・6%を占めた。ただ、50~60代の合計が62・1%だった2023年と比較すると、2・5ポイント減少した。
19・0%だった40代は23年の24・7%から5・7ポイントも減少した一方、20代は23年の0・5%から4・4ポイント増の4・9%。30代も23年の5・5%から3ポイント増え8・5%となり、家主の8人に1人が20~30代という結果だった。
投資への関心と相続が圧倒的
賃貸経営を始めたきっかけが何だったのかについては、複数回答で聞いた。最も多かった回答は「不動産投資への関心」で267件。2番目が「親からの相続」の229件で、この二つがほかの回答の2倍から3倍以上という多さだった。以下、「土地の有効活用」「節税対策」「新規事業」「その他」の順で続いた。

家主の年齢分布で20~30代の参入が多くなったのは、若い世代でも不動産投資に興味を持つ人が増えているからだと思われる。
一方で、賃貸経営を始めたきっかけとして相続を挙げる人も多く、50~60代が家主の6割近くを占める状況は今後も続いていきそうだ。「その他」の中には勤務する企業の事業の一環として経験したことがきっかけになったという回答や、「結婚」「親以外の親族からの相続」「友人からの勧め」などの回答があった。
なお24年11月発行の「賃貸管理・オーナー動向データブック2024─2025」では、不動産オーナー向けアンケート調査のすべての結果を掲載するとともに、「管理戸数ランキング」やそのエリア別ランキング、さらに各種調査の結果など賃貸管理の現場に即したオリジナルデータを掲載。不動産賃貸業界をさまざまな角度から分析することができる。
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