- HOME
- 土地活用
- 高齢者住宅・介護福祉施設
- 開設1年で入居率9割超のサ高住運営モデル
<<注目企業ピックアップ>>
独自のサ高住運営モデルで収益に厚み
太陽ハウス
賃貸管理や不動産売買などを手がける太陽ハウス(千葉県松戸市)は、千葉県を中心にサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)の建築事業を展開する。「テナント型」という独自の運営方式でオーナーの収益最大化を図る点が特徴だ。
年間4棟の施設を建築 土地活用中心に受注
太陽ハウスが建築するサ高住は主に木造2階建て。介護事業者の夜間勤務者が1人で対応でき、事業者の確保・調整がしやすい30戸未満の規模の施設を提案する。1棟あたりの建築資金は3億円程度。土地の有効活用を検討する地主のほか、社会貢献や資産拡大を目的とする経営者や開業医らの個人投資家から受注する。
住宅開発部の福永俊介次長は「今後、建築費が下がることは見込みにくく、将来的には金利上昇も考えられる。金利が上がる前に土地の有効活用を検討する地主からの相談が増えている印象だ」と語る。2025年3月期は4棟の建築案件を受注し、そのうち3棟が土地の有効活用によるものだった。
開設1年で入居率9割超 一括借り上げより高収益
建築後の運営方式の一つがテナント型だ。テナント型では、太陽ハウスがオーナーと管理委託契約を締結し、集客専門部署により介護事業者および入居者を募る。介護事業者による一括借り上げ方式と異なり、入居率が高まればオーナーの収益も向上することがメリットだ。
太陽ハウスではポータルサイトに加え、ケアマネジャーや病院などとのネットワークを活用して集客を実施。運営開始から1年で92~93%の入居率となることが多く、土地を所有する場合の表面利回りは10%前後となる。テナント型のほか、一括借り上げで運営する場合もある。

建築後の運営は入居する介護事業者が手がける。すべての施設で食事提供を行い、スタッフも24時間常駐する。運営事業者によっては看護師が常駐し、医療依存度の高い入居者も受け入れる。
同社は11年にサ高住の建築・管理事業に参入。千葉県、東京都、茨城県に物件を展開し、24年9月には千葉県白井市に28棟目を開設した。サ高住のほか、有料老人ホームの建築も行う。25年3月末時点で、一般賃貸住宅を含めた管理戸数は2600戸、そのうちサ高住は約541戸となる。

24年9月に開設したサ高住の外観
(2025年8月号掲載)