写真は語る:エントランスにプロジェクトマッピング

賃貸経営住宅設備・建材

エントランスに新趣向 プロジェクションマッピングを設置

▲壁に描かれた近隣地図のうえに、プロジェクションマッピングで動画を投影しているエントランスホール

 建物などの立体物をスクリーンとして、映像を投影する技法のプロジェクションマッピング。その技法を、賃貸住宅の入居者満足度の向上に活用する事例が登場した。

 投資用不動産の開発を行うアーバネットコーポレーション(東京都千代田区)は、賃貸住宅「アジールコート汐浜キャナル」を10月20日、購入企業に引き渡した。

 最大の特徴は、エントランスホールにプロジェクションマッピングを備えていることだ。壁面に近隣地図を描き、そのうえにプロジェクションマッピングを投影。午後5時には昼から夜に映像の印象が変わり、音響も変化する。地図上を車が走ったり、鳥が飛んだり、花火が打ち上がったりするという。

 同物件は、JR京葉線越中島駅から徒歩10分の場所に立つ。RC造15階建てで、居室は全143戸を擁する。間取りは1K、2LDK、3LDK、4LDKの4種類で、専有面積は25・2~85・37㎡。

 家賃は管理費別で、9万1000~37万5000円と、周辺相場と同程度に設定。単身者向けの1Kの居室にはプロジェクター機能付きシーリングライトを設置することで、競合物件との差別化を図る。

 表面利回りは非開示。9月に竣工し、11月10日時点で計画どおり募集が進んでいる。入居者ターゲットは、1Kが全体の86%を占めるため、単身者がメインだ。特に上位中産階級を想定するが、東京駅まで車で15分という立地で、ファミリー向け居室もあることから、学生から社会人まで幅広く狙う。 

 入居者は用意されているマグネット式の付箋を使って、プロジェクションマッピングの地図に近隣のおすすめ店舗やスポットを貼り付けることができる。これにより入居者同士のコミュニケーションを促していく。

 企画建設部の木村高俊部長は「居室に合わせて共用部を充実させるために、共用部にも特徴を出したいと、プロジェクションマッピングを初めて導入しました。空間全体を生かすことができるうえに、マンションの付加価値につながり入居者の注目度も高いと考えたからです。入居者満足度向上のため、今後も継続していきたい」とコメントした。

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