シェアハウスの供給増加傾向 海外からの問い合わせ急増

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一般社団法人日本シェアハウス連盟(東京都渋谷区)が2023年12月1日に発表した「シェアハウス市場調査2023年度版」によると、全国のシェアハウス物件数は5808棟で22年度比201棟の増加となった。

同調査は、23年5月末時点でシェアハウスのポータルサイトや運営事業者のウェブサイト、SNS上に掲載されている物件数を収集したもの。新規開設以外にも、集客を再開した物件や新たにSNSで集客を開始した物件も含まれる。調査期間は同年2~5月。対象は、1カ月以上の入居を条件とした物件に限定している。

同連盟の高橋圭一代表理事は「23年3月以降、海外からの問い合わせが急増し、7月ごろまでその状況が続いたという運営事業者の声を多く聞く」と話す。

一方で、国内在住の入居者の回復は、新型コロナウイルスの感染拡大前の19年と比較し7~8割程度だ。インバウンド(訪日外国人)需要の回復だけでは、安定性のある集客への不安が残る。

シェアハウス事業の積極展開は控え、現状維持とする傾向があるとした。

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