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沖縄|新たなコミュニティー施設の完成に期待

 24年6月11日、那覇市寄宮の市民会館跡地に建設予定の「新真和志複合施設(仮称)」の詳細が発表されました。同市新真和志支所や同市立中央図書館などの7施設を集約した複合施設のほか、民間施設として保育園やカフェ、レストラン、クリニックを誘致し、28年に完成する予定です。

 同市真和志地区の新たなコミュニティー拠点として期待されるプロジェクトは「DBO(設計・建設・運営)」方式を初めて取り入れ、沖電開発グループ(沖縄県浦添市)が落札しました。事業計画予定額は約46億9000万円となっています。

 今回のプロジェクトでは隣地の与儀公園と、一体的な開発を図り、同公園もバリアフリー化し、障がいの有無にかかわらず誰もが遊べる遊具を設置。市民参加型のイベントの開催を企画していくようです。 同地域は戦後、基盤が整わないまま市街化が進み、居住環境の整備が十分ではなく、道が狭い、夜が暗い、建物が古い、空き家が増えているなど、不便な地域もあります。 新しい施設により、この地域がにぎわいと交流を生み周辺地域の活性化につながること、そしてより魅力的な地域へ発展し、賃貸住宅や生活関連施設への需要も高まることを期待しています。

伊志嶺忠 オーナー

(2024年9月号掲載)

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