札幌|札幌駅直結の商業施設の動向に期待
札幌市営地下鉄東西線円山公園駅直結の商業施設「maruyama class(マルヤマクラス)」は2023年度過去最高の売上高でした。売上高は22年度比6・6%増。20、21年度は新型コロナウイルス下で低迷したものの、それ以降は2年連続で過去最高を更新しました。
外村真美オーナー
同店舗周辺の円山地区は、本州の企業の転勤族や共働きのファミリー世帯などから人気の高いエリアで、近年はマンションの建設も相次ぎ、人口増加につながっています。
そうした比較的収入に余裕がある層に支えられ、安定した集客につながっているのかもしれません。
また同南北線すすきの駅直結の「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」の開業で、コロナ下に大ダメージを受けた街にも活気が戻ってきています。
一方、同東西線の終着駅、新さっぽろ駅では「BiVi(ビビ)新さっぽろ」が昨秋開業となり、周辺エリアも含めた今後の集客が一層多くなると思われます。
駅直結の商業施設により、コロナの影響で滞っていた人やモノの往来がようやく動き出したようです。商業施設の好調から復活の動きを垣間見ることができ、これからのにぎわいに期待します。
(2024年10月号掲載)
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