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新潟|世界文化遺産登録後の佐渡島の観光状況

遠藤 健オーナー

 佐渡市相川地区の観光施設「史跡佐渡金山」が「佐渡島の金山」として世界文化遺産登録されたことによる観光客の増加で、8月の来場者数が、過去10年で最多の4万3819人となりました。

 史跡佐渡金山の2023年8月の来場者数は3万1064人。15年以降で4万人以上となったのは初めてです。

 史跡佐渡金山では、江戸時代から使われていた坑道「宗太夫坑」を公開しています。佐渡島を代表する観光施設で、年間14万人が訪れているのです。

 運営会社のゴールデン佐渡(佐渡市)によると、24年7月27日の世界遺産登録後、来場者数が増加し、お盆の期間は連日1日2000人超が訪れたとのこと。その後は混雑も落ち着いたのですが、台風の影響が心配された9月末まで、例年より混み合う状態が続いていたそうです。

 世界文化遺産に登録される前に佐渡島に観光に行きました。現地でまず感じたことは、空き家は多いが、宿泊施設が少なく足りていないという印象でした。

 今後は、観光客がさらに増えると思います。空き家をリフォームして民泊や簡易宿泊施設を造り、宿不足の手助けができるように検討していきたいと思います。

(2024年12月号掲載)

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