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名古屋|学生によって生まれ変わる菱野団地

杉村八千代オーナー

 1960年代から70年代に数多く造られた団地。愛知県瀬戸市の「菱野団地」は建築家の黒川紀章氏の設計で、当時は「憧れの団地暮らし」といわれました。しかし現在は高齢化が進み空室が増加するなど、多くの問題を抱えています。そんな中、団地を新発想で再生するプロジェクトが始まりました。

 同市の呼びかけにより、名城大学、南山大学、愛知工業大学の学生たちが中心となり活動しています。まちににぎわいを生む新たな拠点のデザインを住民と共に考え、人々が集まれるように広場を整備。住民参加型のワークショップやイベントを開催しています。またリフォーム物件が増え、殺風景だった空き店舗に活気が戻ってきました。

 2024年には愛知工業大学の学生が、1軒の空き家を学生向けのシェアハウスにリノベーションしました。家賃は月3万円で、改修費用は7年ほどで回収できる見込みです。団地で若者が暮らし、地域活動やコミュニティーに参加することで、世代間のコミュニケーションの活性化が期待されています。

 今後も瀬戸市と複数の大学の学生が空き部屋のリフォームを行う予定です。こういった活動が人を呼び込み、学生たちがまちの活性化のために活躍する姿にとても興味があります。

(2025年 3月号掲載)

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