<<数字で見る賃貸仲介:8月号>>
インターネット無料で家賃アップは全国共通
全国賃貸住宅新聞が毎年発表している「入居者に人気の設備ランキング」。2024年9月10~20日に全国の不動産会社を対象に行ったアンケート調査の結果から、ファミリー向け物件で家賃が高くても決まる付加価値アップ設備のエリア別ランキングを紹介する。
4エリアで1位のネット無料
ファミリー向け物件において、家賃が高くても入居者が決まる付加価値アップ設備。24年はすべてのエリアで「インターネット無料」がランクインした。
中でも、東北、東京都、東海、中国・四国の四つのエリアで1位だった。また九州・沖縄では「高速インターネット(1Gbps以上)」が1位、インターネット無料が2位となり、ニーズの高さをうかがわせる結果となった。
安心が求められる都市部
「エントランスのオートロック」と「宅配ボックス」が八つのエリアでランクインした。
エントランスのオートロックは、関東で1位だった一方、関西ではトップ5に入らなかった。
「宅配ボックス」が1位になったエリアはなかったが、東北、甲信越・北陸、中国・四国の三つのエリアで2位に入った。
ちなみに、特定のエリアでニーズがある設備として目を引いたのが、北海道でのみランクインした「都市ガス」と「エレベーター」。ほかに「防犯カメラ」が東北のみ、「ペット用設備」が中国・四国のみ、「24時間利用可能ごみ置き場」が九州・沖縄のみで5位以内に入った。
「賃貸仲介・入居者動向データブック2025」では「入居者に人気の設備ランキング」のほか「賃貸仲介件数ランキング」も掲載。さらに、仲介手数料や平均成約単価、繁忙期の集客・成約データといった賃貸仲介の現場に即したオリジナルデータを紹介している。

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発行:全国賃貸住宅新聞社
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(2025年 8月号掲載)