バスターミナル構内に店舗兼用賃貸集合住宅

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小田急バス・ターミナル構内 店舗兼用賃貸集合住宅が竣工

 小田急バス(東京都調布市)が所有する東京都調布市のバスターミナル「晃華学園東」構内に5月、店舗兼用住宅7戸を含む、全13戸の賃貸集合住宅「meedo(みいど)」が竣工した。企画・建築設計・管理・ブランディング・プロモーションを行ったのはブルースタジオ(東京都中央区)だ。

 小田急バスとブルースタジオは、以前にもバスターミナル内の店舗兼用住宅を含む賃貸集合住宅として東京都武蔵野市で「hocco(ホッコ)」を竣工しており、meedoはプロジェクトの第2弾となる。

 meedo内の建物では、欧米並みの断熱性能等級6を実現。店舗兼用住宅を含む住居のほか、ブルースタジオが運営するシェアキッチンが入る。

 広場には井戸を設置。住民たちの憩いの場をつくった。また、かまどとしての機能を備えたベンチや停電時でも利用可能な自動販売機、太陽光発電機能のある街灯を設置し、災害時の地域拠点としても利用できる。

井戸のある広場から店舗エリアを通り抜けることができる


 5月15〜16日に行われた事業者・報道機関向け完成内覧会では、入居予定の店舗がプレオープン。弁当や焼き菓子を販売した。meedo内で発電した電力を利用して作ったかき氷も振る舞われ、入居後の雰囲気と防災機能をアピールした。現在、全戸で入居者が決まっており、随時入居、開店予定だ。

発電した電力を利用し作ったかき氷をアピールする小田急バスの田島寛之社長(右)と下村友明取締役

(2025年 8月号掲載)

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