仙台|Sendai 利府町の工業団地の着工で投資の機運
不動産会社の関兵(仙台市)らは、利府町の仙台北部道路「利府しらかし台インターチェンジ(以下、IC)」付近に26年に新たな工業団地を着工すると発表しました。
予定地に近接する利府しらかし台ICは、仙台北部道路のほぼ中間に位置します。その位置から東北自動車道と三陸自動車道をつなぐ利便性をアピールして、物流事業や製造事業などを誘致したい考えのようです。
一方、東北自動車道を経由し、15分程度でアクセスできる大衡村には、トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が立地。このほか、台湾の半導体受託生産大手の力晶積成電子製造(PSMC:台湾新竹市)とSBIホールディングス(東京都港区)が半導体新工場の稼働を27年ごろに予定しています。
利府町は、21年3月に、東北地方最大規模となる「イオンモール新利府」が誕生し、人気エリアです。しかし、近くにある、「グランディ・21 宮城県総合運動公園」内の「宮城県総合運動公園宮城スタジアム」では、大規模なイベントが開催された際の公共交通機関が少ないことが問題になっています。
今回の工業団地に加え、交通機関が整備されれば、ますます発展し、投資したくなる地域になると感じています。
塩澤俊哉オーナー
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(2024年6月号掲載)