Niigata|新潟 子育て支援がもたらす効果に期待
新潟県が子育て支援の一つとして、「にいがた安心こむすび住宅推進事業」を始めます。
県議会の24年2月の定例会連合委員会において、花角英世知事が説明を行いました。この住宅推進事業は子育て世帯が安く住宅を購入できるよう、中古住宅を買い取って再販する事業者に対し、同県がリノベーション費用を最大300万円補助するというものです。事業者は、子育てに配慮したリフォームを加え、補助分を値下げして子育て世帯や若い夫婦に販売します。
新潟県は新年度の予算案に1億5922万円を計上。年間50件ほどの利用を見込んでいるようです。花角知事は、一定期間を過ぎても売れ残った場合は「販売対象世帯の条件緩和を検討している。子育て世帯が購入することが重要だが、空き家活用でもあり、要件を緩和して購入されれば、まちづくりの観点で意義がある」と話しています。
私も子どもが2人おり、子育ての真っ最中です。この事業は空き家対策、子育て世代の住宅購入にダブルで効果があり、いい支援事業だと思っています。不動産事業者、住宅購入者、空き家所有者にメリットがあるので早急に実施してほしい。そして新潟県だけでなく全国に広まればうれしいです。
遠藤 健オーナー
(2024年6月号掲載)
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