イベント「杉原千畝の孫による講演会を開催 命の大切さについて考える機会に」
1月26日、渋谷ビル経営者協会（東京都渋谷区）の新春講演会および初顔合わせ会が、渋谷区の「セルリアンタワー」にて行われた。講演会には57人、初顔合わせ会には60人が参加した。
新春講演会には、第２次世界大戦中、迫害から逃れたユダヤ人難民にビザを発給し６０００人もの命を助けた杉原千畝氏の孫であり、ＮＰＯ法人杉原千畝命のビザ（東京都港区）の理事長である杉原まどか氏が招かれた。
同協会の佐川肇幹事が、ＮＰＯ法人杉原千畝命のビザの安島政実顧問と懇意にしていることから実現した今回の講演会。「命のビザ」と題して今も各地で紛争が続く世界情勢において、それぞれ何ができるのかを考えさせられる講演となった。
「講演会の冒頭に見たドキュメンタリー映画の映像には、思わず涙がこぼれてしまった」と話すのは同協会の峰岸直也代表幹事。参加者たちも、同じように感動の涙を流していた。杉原千畝氏が発行したビザの実物も披露され、歴史の一ページに触れる経験のできる講演会となった。
講演会終了後は、同じ会場にて協会会員や賛助会員が集まって立食パーティーを行った。地上39階から一望できる東京の夜景を楽しみながら、ビルオーナーや事業者らは懇親のひとときを過ごした。
NPO法人杉原千畝命のビザの杉原まどか理事長
渋谷の歴史を知るビルオーナーから若手までが集う会となった
