【特集】非住宅ではじめる 遊休地活用ビジネス第二弾③コインランドリー

土地活用その他建物

コインランドリー ブルースカイランドリー

LINEツール活用で販促活動を自動化 自社開発ブレーカーで電気料金を年21万円削減

ジーアイビー(愛知県名古屋市)
鈴木 衛社長(54)

LINE会員36万人超

▲商業施設の駐車場に立地

 ジーアイビーが展開する「ブルースカイランドリー」は、商業施設の駐車場に立地することが特徴のコインランドリーだ。スーパーの買い物ついでに利用できるよう主婦層をターゲットとしており、現在全国に277(直営20、FC257)店舗まで拡大している。

 同社はLINE特化型販売促進ツール「GIboT(ジーアイボット)」を開発。これはLINE公式アカウントを活用したシステムで、会員登録機能を有する。登録時に女性、男性、郵便番号などを入力してもらうことで、会員のセグメント分けができる。取得した顧客データを活用し、会員のLINEに直接情報配信できるマーケティングツールだ。

 ブルースカイランドリーもこのGIboTを使い、本部が管理することで、FC加盟店の販促活動を自動化している。現在同店のLINE公式アカウントの会員数は約36万人。友達紹介でクーポン券をシェアするサービスなどを展開し、ママ友の間でシェアされながら、会員数を伸ばしてきた。

 同社の鈴木衛社長は「的を得た情報を、的を得た相手に、的を得たタイミングで送ることがGiboTのコンセプトだ」と話す。お得な情報を流すなど本部の積極的なアクションで送客でき、FC加盟店の運営費や広告費の削減に繋がっているという。

 また、同社が新しく始めた取り組みの一つが、電気料金を下げる「GI BREAKER(ジーアイブレーカー)」の導入だ。

 従来のコインランドリーでは、業務用設備として低圧動力(200V)の「不可設備契約」を結ぶことが一般的だ。ただ、これはコインランドリーにはオーバースペックな契約で、基本料金のパーセンテージが高く、電気代を過払いしているケースが多い。

 契約プランを「主開閉器契約」に変更し、同社が販売するGI BREAKERを導入すれば、電気料金の劇的な削減が可能になる。試験的に導入し、基本料金が年間約31万4000円から約9万5000円に下がり、約21万8000円を削減した事例もある。

 試験導入した数店舗で1年半以上の間トラブルが一度もなく、問題なく運用できる実績ができたため、今後は多業種へGI BREAKERの販売を本格化する。またブルースカイランドリー加盟店には、本部からレンタルという形でも導入する意向だ。加盟店は契約するだけで年間約11万円の経費削減が見込める。

 同コインランドリーの初期費用は、23坪想定で建設設備費約1800万円、機械約2800万円、オープン準備金100万円の計約4700万円。収益モデルは、営業3年目で月商80万円を想定。本部の管理料が売上の20%‐10万円、家賃の相場は15万円で原価率は25%予測だという。

(2024年度6月号掲載)

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