今回の非住宅系土地活用ビジネス特集では、安定した収益が期待できるフランチャイズブランドを紹介する。所有地を最大限に活用するには、地域のニーズに合ったブランドを選定する必要がある。そのため今回は、需要拡大している業種の中から4つのFCブランドをピックアップした。空きテナントや遊休地の新たな活用法の1つとして参考にしてほしい。
テナント・土地活用のトレンドを紹介
フランチャイズビジネスで遊休地活用
最適なブランド選びでテナントや遊休地を最大限に活用可能
FC加盟でテナント・土地活用
遊休地活用の一つとして、近年注目されているのがFC加盟という選択肢だ。所有地や所有物件のスペックに合わせたFCパッケージを組み合わせることで、遊休地を上手く活用することができる。そこで今回は、店舗数を伸ばしている注目のFCブランドを紹介する。
J–PRoach(岐阜県羽島市)が手掛ける「JPCスポーツ教室」は、人工芝や空調設備のある屋内施設で、体の動かし方を学ぶことができる子ども向けスポーツ教室だ。近年の気温上昇の影響で子どもの外遊びができない状況が続いていることから、同店の需要は年々高まっている。
ワイムシェアリング(東京都新宿区)が展開する「GOLF NEXT 24」は、24時間完全個室・駐車場完備が特徴のインドアゴルフFCだ。競合ブランドは駅近立地をメインに出店しているが、同店は郊外出店により差別化を図った。駐車場完備が功を奏し、直営1号店の出店の際には営業開始から3週間で300人超えの会員を獲得した実績もある。
じむや(愛知県名古屋市)が展開する「ヘッドミント」は、業界最安値水準の利用価格を誇るヘッドスパ専門店だ。同店は、低投資型パッケージで店舗数を伸ばしている。また、ブランド力の向上に注力しており、現在は全27店舗まで拡大している。
痛みの改善に特化した整体院を手掛ける理学ボディ(東京都渋谷区)は、肩こりや腰痛を治す機能改善に特化したマシンピラティススタジオ「Luluto(ルルト)」を展開している。ピラティスブームにより競合が増え続ける中、同店はメディカル寄りのコンセプトで差別化し、順調に店舗数を伸ばしている。
(2024年12月号掲載)
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【特集】非住宅ではじめる 遊休地活用ビジネス第七弾②
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