競争力が高い 防音 ゲーミングマンション

土地活用賃貸住宅

高い家賃を実現しつつ新たなニーズに対応

防音賃貸マンションの「MUSISION(ミュージション)」シリーズを展開するリブラン(東京都板橋区)は、「ミュージションplus(プラス)世田谷経堂」の第2期入居申し込みの受け付けを2月17日にスタート。最終期となる今回も好調な滑り出しとなった。

小田急電鉄小田原線の経堂駅から徒歩12分の場所にある、ミュージションplus世田谷経堂。RC造の5階建て、全24戸の防音ゲーミングマンションで、2023年12月に竣工した。
「今回は、引っ越しシーズンに合わせて募集を第0〜2期の3回に分けました」と話すのは同社宣伝部の戸口木綿子課長。物件の規模やシーズンに合わせて、1棟まとめて募集したり、完成した住戸から随時募集したりと変えているという。1月20日に入居申し込みの受け付けを開始した第1期では、37分で満室になるほど高い人気を誇る。
 遮音性能が高いことはもちろんだが、ミュージションplusシリーズは、最大10Gbpsの高速インターネットが全戸で利用可能な点も特徴として挙げられる。モデルルーム内で通信速度を体感できるのだが、実際に通信速度のテストをした内覧者からは、「通信速度が安定して速く、感動した」という声が挙がったという。
 さらに、遮音性能も体感できるようモデルルームを2戸用意。片方の部屋のスピーカーから爆音を鳴らしたり、グランドピアノを演奏したりして隣の住戸で聞こえるかどうかの実験を可能にした。
 入居希望者は男女半々で、20代から40代前半の社会人がボリュームゾーン。楽器演奏をする人が7割だが、オンラインで動画を配信する人やオンラインゲームをする人が残り3割を占めた。「防音と高速インターネットを組み合わせることで、配信者やゲーマーといった新たな入居者ニーズの掘り起こしにつながりました」(戸口氏)
 同物件がミュージションplusシリーズとしては2棟目。「弊社の防音マンション、ミュージションを退去した人の中には、住み続けたかったが結婚や出産を機に手狭になったという人がいました。そうしたニーズに応えるため、2LDKを8戸用意しました」と戸口氏は話す。1K、2K、2LDKの3タイプを用意することで、単身者だけでなく2人住まいファミリーもターゲットとすることができた。
 周辺相場より賃料が約3割高いにもかかわらず、入居者に人気の同社の防音マンション。今後は大阪市をはじめ、ほかの都市にも展開する予定だという。

グランドピアノを置いたモデルルーム

 

ゲーマー・配信者仕様のコーディネート例

 

グレーを基調とした落ち着いた室内

 

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