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リユース買い取り店がトレーラーハウスで出店
駐車場4台分からできる土地活用を提案
「買取専門店 源」を千葉県を中心に20店舗運営するパスタカード(大阪市)が、トレーラーハウスを店舗とするリユース買い取り専門店を2月にオープンした。今後、フランチャイズチェーン(FC)展開と同時に、地主に土地活用としての出店スペースの提供を提案していくという。

▲トレーラーハウス店舗1号店
同社のトレーラーハウス店舗の1号店が出店したのは、千葉県大多喜町にある商業施設「おおたきショッピングプラザ・オリブ」の駐車場。トレーラーハウス店舗は20フィートのコンテナに車輪を付け、移動できるようにした。出店に必要な面積は21㎡で駐車場4台分。出店用地としては、前面道路の交通量がある程度確保される空き地や駐車場を想定。条件としては、電気工事が可能で、コンテナが搬入、設置できる場所だ。
オーナーとは「コンテナ店舗設置契約」を締結。期間は最低1年以上で、商業施設内出店と同様に3年を目安にしている。オーナー側は土地を貸すだけで、工事費は不要。賃料は地域の駐車場相場がベースとなる。
また、飲食や物販形式店舗と比較し、騒音や匂い、周辺導線への悪影響なども発生せず周辺環境に影響を与えないクリーンな営業が可能だ。
今回同社がトレーラーハウス店舗の出店を進めることにしたのは、これまで直営で展開してきたが、今後FC展開を本格化するためだという。
「リユース未開拓エリアには、テナントの空きが少ない。そこで着目したのが、駐車場への出店です。コストを抑えて一気に店舗を増やすことができるFCと相性がいいと考えました」とリユース事業部本部の赤澤雄樹部長は話す。今後はトレーラーハウス店舗を1年で100店ほど増やしていく計画だ。
(2025年7月号掲載)
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