髙木ビル、秋田県鹿角市と協定  不動産の利用促進や人材交流をサポート

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包括連携協定を結ぶ髙木社長(右)と、鹿角市の関厚市長

 都内に賃貸住宅やオフィスビルを保有する髙木ビル(東京都港区)は、秋田県鹿角市が所有する不動産の利用促進や人材交流を通じて地域の活性化を支援している。2023年10月16日に、鹿角市と包括連携協定を締結。商工施設の利用に対し、オフィスの運営やコミュニティーづくりのノウハウを提供する。

 髙木ビルは東京・麻布十番でコワーキングスペース「BIRTH LAB(バース・ラボ)」を運営。会員数は134社(23年11月末時点)に上る。

 同協定では、鹿角市が取り組む移住・定住を支援するコミュニティー「鹿角家」の会員に対し、BIRTH LABを活用したイベントや出店などを検討する。これにより、移住や旅行者の増加につなげる狙いだ。

 同社は、観光事業の拡大を支援することで不動産会社としての新しい役割を模索している。自治体と協定を結ぶのは鹿角市が4例目。包括連携協定を結んだほかの自治体が立ち上げたコワーキングスペースのコンセプトなどについて、助言するアドバイザーの役割も果たす。

 髙木秀邦社長は「ノウハウや知識だけを置いていくのではなく、地域の個性や価値を可視化できるよう、共に汗を流しながら取り組んでいきたい」とコメントする。

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