新旧混合したモダンな和室

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外国人技能実習生のシェアハウスに

グレーのクッションフロア

畳からグレーの無地のクッションフロアに変更。壁と床で新旧のコントラストが生まれモダンな雰囲気になる。工事代は6畳で約2万7000円。

押し入れの有孔ボード

押し入れの中板の高さを床上45㎝に下げ、奥に有孔ボードを設置した。有孔ボードは物をかけて置けるため、家具の代わりになる。工事価格は約9万2000円。

ダクトレール付きシーリングライト

蛍光灯から1本のバーにスポットライト照明をつけたダクトレール付きシーリングライトに変更。落ち着いた部屋の印象に合うようにした。工事費用は約3万円。

シルバー色のスイッチパネル

 スイッチ・コンセントパネルなど小物パーツをシルバー系の色で統一。小物をそろえることで室内が雑然とした色合いになるのを防ぐ。価格は約1万円。

あたたかみのある木の柱と、白色の壁の色合いが美しい真壁仕様の和室。柱と壁の色合いを生かすように、床の張り替えを中心にリフォームを行い、改修費を抑えたのは、木造賃貸アパートの改修デザインのアイデアを公開しているNPO法人モクチン企画(東京都大田区)。

東京都の戸建て物件を、若者カップルや友人同士が共同で暮らすことを考え、畳からグレーのクッションタイルにする床の張り替えをメーンにリフォームを実施した。募集後2週間程度で、外国人技能実習生の住居を探す企業の目に留まり、シェアハウスとして成約した。リフォームでは床の張り替えのほか、押し入れも改修。中板の位置を床上45㎝の位置にずらし、奥に有孔ボードの壁を設置した。

中板の高さは、座りながらボードにかけた物を取れる高さに決めた。照明やスイッチパネルなどの小物も交換した。同居室は、普通の6畳の畳の和室だった。柱と壁がきれいな状態だったことと、古めかしい和室の印象を払ふっしょく拭するため、床を無地のグレーのクッションフロアに変更した。

連勇太朗代表理事は「床を模様のない、ブラックやグレーの色合いのクッションフロアにすることで、新旧のコントラストが生まれて、モダンで整った印象になります」と話す。押し入れも、有孔ボードの壁を設置することで機能性を確保しつつ、現代的な「見せる収納」で入居者がディスプレイを楽しめるようにした。

照明も落ち着いた部屋の雰囲気に合うように、黒色のダクトレール付きシーリングライトに変更。スイッチパネルやなどの小物もシルバー系の色調に統一し、部屋の中が雑然とした色合いにならないようにした。

 

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